殺虫剤だけど農薬としてカウントされない?
岡庄みかん畑
減農薬の取り組み
科学合成されていない、天然由来の殺虫剤。
今、今年度初めての殺虫剤を散布しています。
このスピノエースとよばれる殺虫剤はバージン諸島で発見された土壌放線菌から生まれたもので、科学合成されていないため、科学合成農薬の総使用回数にカウントされません。
昨年は科学合成された殺虫剤は2回散布しましたが、今年はゼロにしてみることに。
ゼロにすることで散布した液体が土へ落ちることは無くなりますので、土で生きている生き物を守られ、土の環境には良いと思います。
ただ、急に無農薬に転換するには難しいので、殺虫剤はこういうJAS認定を受けたものを使ったり、殺菌剤は昔より回数は減りましたが、今回で2回目の散布をしています。3回目を秋口にやるか、2回で終えるかはただいま試案の途中。
徐々に年月を経て農薬を減らしてきています。
和歌山県のみかんの農薬使用規定回数が18。岡庄みかん畑では、今回の殺虫剤はカウントされませんので、殺菌剤の2または3になり、規定の6分の1での減農薬でのお世話をしています。
みかん娘や土に喜んでもらうために。