みかんを作るのを辞めた。

みかんを作るのを辞めた。

岡庄みかん畑

自然の中で育っているみかんたち、そんなみかん娘たちに僕が育てられているのかも。

農薬を減らしたり、土の生き物たちに目を向けるまでは、一所懸命みかんを作っていました。出来上がりが決まっている「もの」のように。

ですが、1年の始まりに思い描いている理想の完成品に素人上がりの僕には、いくら悩んでもたどり着くものは作れませんでした。

月日が経ち、いろんなご縁があって土や土に居てる生き物たちに目をむけるようになり、また、台風や自然災害、天候、農家って自然に振り回されながら育てています。自然の力に比べたら僕の出来る事はちっぽけなものだと感じました。それからは、自然に寄り添い、みかんを作るのではなく、生き物を育てるように、「お世話しています

現代、科学の進歩により農作物も人間の力で操作できるようになりました。この先も進んでいくでしょう。それは、それで素晴らしい事だと思います。ただ、数値や科学の力で補えない部分が自然の力、土の中で生きている生き物たちの力だと感じます。みかんのお世話、草刈りや米ぬかを撒いたり土のお世話、みかんの樹や土の微生物が居心地の良い、喜んでくれるようにサポートするのが僕の役目。子育てと似ていますね。

除草剤を辞めて8年、毎年少しずつ土も変わってくれていると実感しています。それにつれてみかんの感じも今年と翌年、10年後、、、成長してくれると信じて、お世話していきます。決まった形、ゴールは無いのかもしれません。

子どもの成長を見届けるように、「みかん娘」たちを見守っていきます。